ババクーム・モデル・ビレッジ Babbacombe Model Village
8年ぶりにババクーム・モデル・ビレッジに遣ってきた。ここも再訪を待ち望んだ場所だ。1963年にオープンしたもので、
当初は理想とされたイギリスのカントリー・ライフの様子や自然の風景や建物をミニチュアで表現したものだ。後に近代的都市の様子も加えられ、
イギリスの生活と文化を400以上のモデルで描写している。イギリス人ならぬ私も郷愁にかられるものがあるから不思議だ。
12分の1のスケールで造られているのだが、ただ精巧に縮尺してあるのではなく、微妙なユーモアと遊び心があり、それでいてリアリティーも感じさせる。
その絶妙さがたまらない。
もう一つ素晴らしい点は、何百という植栽されている植物が全て本物であることだ。だから、モデル・ビレッジそのものが一つのガーデンといえるのだ。
写真下左から ビレッジ遠景、森の木々が素晴らしい。この景色の中だけでも何十もの建物がある。湖に泳ぐ鯉だけは縮尺できなかったようで大きい。
2枚目 田園風景 羊が群れ、牛が草を食む。トラクターも3台見える。手前の牧草地ではピクニックを楽しむ家族。その左は牛に追われて逃げ惑う男が。
3枚目 コーチやトラックが続々到着 これから狩猟でも始めるのか? 馬に乗った人の周りに猟犬が沢山いる。
4枚目 このThatched Cottagesはどこかで見た光景だと思ったら、"Mockington Village"と表示がある。何と昨日訪れた"Cockington"のもじりだ。愉快だ。
写真下左から 次はティンバー・ハウスの集落が現れた。手前のコニファーガーデンのコニファーも本物なのだ。その種類も大変なものだ。
2枚目 ここは病院だろうか? 中庭に花時計がある。この村の人口は1万3千人、それぞれが生き生きとした表情と姿だ。今にも動き出しそうに見える。
3枚目 こんな歪んだ屋根の家も良く見受ける BBQを楽しんでいるようだ。 ビレッジには中世からの様々な建築様式の家が点在している。
4枚目 イギリスで良く見られる住宅群。セミ・デタッチド・ハウスといい、2軒長屋になっている。フロント・ガーデンとバックヤード付きに拘るのだ。
写真下左から ストーンヘンジ(Stonehenge)が現れた。雨のストーンヘンジを翌日再現することになる。
2枚目 ホワイト・ホースもある。この旅、15個目のヒルフィギュア(12個目のホワイトホース)となる。
3枚目 カントリーサイドにはお城が付き物。"Merrivale Castle"だ。タワーには幽霊も出るとの噂だ。屋上にドラゴンが火を噴く様子は拡大写真から。
4枚目 教会も各村にある。今日は結婚式が行われている。式が終わり新郎新婦が教会から出てきたようだ。拡大写真で面白い光景が見られる。
写真下左から イギリス人は様々な屋外ゲームを楽しむ。クリケットもその一つ。ゲーム中にティータイムを取る優雅さで”紳士のスポーツ”と呼ばれる。
中には5日間に亘るゲームもあるという。写真右手の緑の建物は昨日コッキントンで見た"Cricket Pavilion"だろう。
2枚目 テニスとボーリングもローンがイギリス流だ。ボーリングはボールを目標球にどれだけ近づけられるかを競う球技なのだが、
投げるボールが偏った球なので投げるとカーブして目標球に近づけるのが難しいのだそうだ。
3枚目 フットボール(サッカー)も熱狂的だ。"Wombley Stadium"では、4年に1回の”サッカー欧州選手権(UEFA EURO 2012)”が開かれている。
イングランドチームが攻め込んでいるが、ピッチにストリーカーが闖入したようだ。場外でも事件が起きている(拡大写真で)。
以上の4つのスポーツはいずれもイギリスの発祥だ。服装は推し量ったように白なのが面白い(サブッ)。イングランドチームも白だ。
4枚目 ビーチは日光浴を楽しむ人で賑わっている。このビーチ、実は上記の湖なのだが、近くで見れば海辺の白浜だ。ヌーディストもちらほら。
写真下左から 鉄道もイギリス発祥だ。ここには3つの鉄道が走り、総延長は300mに及ぶという。
2枚目 自動車も早くから蒸気自動車が実用化されたという。イギリスは車社会だし、交通網は素晴らしい。ここでは事故が発生し、救急ヘリも出動だ。
3枚目 コーチ(バス)路線も四通八達しているという。ここで取り上げられたのは道路工事。イギリスでも道路工事は評判が悪い。
"Typical Road works in the main holiday season"と揶揄されている。狭い道路(一方通行が多い)と渋滞の大都市には入らないことにしている。
4枚目 火災発生 消防車、救急車、パトカーなどが出動。野次馬も沢山出動している。イギリスの火災発生率は日本よりずっと高いといわれる。
写真下左から 大都市のミニチュアモデルだ。有名ブランドの看板が沢山ある。TDK、SANYO、MITUBISHIは日本の会社ではないか。
都心に緑地や子供の遊び場が整備されている。左下にアイスクリーム屋の車(水色の車の屋根に注目)があるのがリアルだ。
2枚目 こちらの通りではパレードが行われている。馬車に乗っているのはロイヤルファミリーだろうか。
3枚目 一巡りして最も高い位置にある出入り口に戻る。すっかりガリバーになったような気分だ。レストランとショップも"GULLIVER'S"だ。
写真を拡大すると面白い写真が見られる。是非クリックを!
4枚目 高い位置からもう一度振り返る。ホームページでは"The best advice we can give is TAKE YOUR TIME"といって2時間は掛けるよう言っている。
雨と寒さ、元来の”かっとび急ぎ旅”の癖で1時間で回ってしまった。毎年変化しているようだ。また訪れよう。
Address | Hampton Avenue, Babbacombe, Torquay Devon TQ1 3LA |
Telephone | 01803 315315 |
Web Site | Babbacombe Model Village |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。